新卒や未経験でエンジニアになり、気づけば2年目。
この時期になると、「自分はどのくらいできていればいいのか」「コードが書けないのはまずいのか」と不安になる人も多いはずです。
実際、真面目に頑張っている人ほど、自分の未熟さに悩みやすいものです。
ただ一方で、2年目になってもコードがまったく書けない、読んでも理解できない状態が続いているなら、勉強不足を疑う必要もあります。
この記事では、エンジニア2年目に求められるレベルを整理しながら、コードが書けないことの危うさ、辛いと感じやすい理由、必要な勉強の考え方を現実的に解説します。
エンジニアの2年目のレベルとは?

2年目になると、新人の延長ではなく「少しずつ任せられる人」として見られ始めます。
では実際に、エンジニア2年目にはどこまでのレベルが求められるのでしょうか。
求められるのは「一人前」ではなく「小さめの仕事を自走できること」
まず結論から言うと、エンジニア2年目のレベルとして求められるのは、「何でも一人で完璧にこなせる状態」ではありません。
2年目のエンジニアに期待されるのは、もっと現実的です。
それは、小さめの仕事であれば自分で進めつつ、詰まったときには適切に助けを求められる状態です。
たとえば以下のようなイメージです。
- 既存機能の軽微な改修なら、仕様を確認しながら実装を進められる
- 不明点があれば、調べた内容を添えて先輩に相談できる
- エラーが出たときに、何もせず止まるのではなくログや原因候補を確認できる
- レビューで指摘された内容を理解し、次回に活かそうとできる
- 自分の担当範囲については、進捗や課題を言語化して共有できる
このあたりができてくると、周囲からは

まだ若手だけど、任せられる部分が増えてきた人
と見てもらいやすくなります。
逆に言えば、2年目の時点で求められていないのは、アーキテクトのような全体設計能力や、ベテラン並みの高速実装、顧客折衝の完全な主導などです。
そこまでできないからといって焦る必要はありません。
「できること」より「進め方」が見られ始める時期
1年目は、どうしても結果よりも姿勢が見られます。
「素直か」「メモを取るか」「聞いたことを実践するか」といった基本動作が重視されることが多いでしょう。
しかし2年目になると、少しずつ見られるポイントが変わります。
単に頑張っているだけでなく、仕事の進め方が身についているかが問われ始めます。
たとえば、次のような違いです。
1年目で許されやすい状態
- 分からないことが多く、都度確認しながら進める
- 作業の優先順位を先輩が決めてくれる
- 実装の方針もかなり具体的に指示される
- 不具合が起きたら、まず助けてもらう前提で動く
2年目で期待されやすい状態
- まず自分で調べ、仮説を立ててから相談する
- タスクをある程度分解して進められる
- 実装方針について、自分の案を持てる
- 不具合の原因を切り分ける姿勢がある
ここで重要なのは、「全部自分で解決しろ」という意味ではないことです。
2年目に本当に必要なのは、放置しないことと丸投げしないことです。
相談できることも立派な実力に含まれる
若手エンジニアの中には、



自分で解決できなかったら負け



質問したら迷惑
と考えてしまう人がいます。
ですが、現場ではむしろ逆です。
2年目で評価されるのは、「助けを求めないこと」ではなく、助けを求めるタイミングと質です。
たとえば、
- 何を調べたか
- どこまで分かったか
- 何が分からないのか
- 自分としてはどう考えているか
これらを整理して相談できる人は、周囲から見て非常に仕事がしやすい存在です。
一方、何時間も抱え込んで止まる人、あるいは何も調べずにすぐ「分かりません」と言う人は、2年目以降にやや厳しく見られやすくなります。
つまり、「実装力」だけでなく「進める力」「相談する力」も同じくらい大事だと言えます。
エンジニア2年目のレベルでできていると安心なこと


1年目より少しずつ仕事に慣れてきても、「自分はどこまでできていればいいのか」は意外と分かりにくいものです。
ここでは、エンジニア2年目としてできていると安心しやすいポイントを整理していきます。
指示待ちだけではなく、担当作業の見通しを持てる
2年目になると、タスクに着手する前に「何をどう進めるか」をある程度考える力が求められます。
もちろん完璧でなくてかまいません。
しかし、何も考えずに着手し、詰まってから止まるだけでは、1年目から成長していない印象を持たれやすくなります。
具体的には、以下のような行動が取れると安心です。
- この修正はどの画面・どのAPI・どのテーブルに影響しそうか考える
- 自分がやるべき確認項目を先に洗い出す
- 期限までに終わらなさそうなら早めに共有する
- レビュー依頼を出す前に、最低限のセルフチェックを行う
これは派手なスキルではありませんが、現場ではかなり重要です。
なぜなら、実際の開発現場は「難しいアルゴリズムを書く時間」よりも、「安全に進める」「周囲と連携する」「抜け漏れを減らす」時間の方が長いことも多いからです。
既存コードを読み、修正ポイントを探せる
2年目のエンジニアは、新規開発よりもまず既存コードの読解力が問われやすくなります。
現場の開発は、ゼロから自由に作るより、すでに動いているシステムに手を入れる方がはるかに多いからです。
そのため、2年目で以下が少しずつできるようになっていれば十分前進しています。
- どのファイルが該当機能に関係していそうか見当がつく
- 変数名や関数名、処理の流れから意図を推測できる
- 類似機能を参考にしながら実装の方向性を考えられる
- 完璧には分からなくても、読んで試して理解を深めようとできる
逆に、



既存コードを見る気が起きない



読んでも何も分からないので閉じる



とにかく誰かが書いてくれるのを待つ
という姿勢が続くと、2年目としてはやや危険信号です。
レビュー指摘を学習に変えられる
コードレビューは、若手にとってしんどいものです。
赤字だらけの指摘を見ると、落ち込むこともあるでしょう。
ただ、2年目で大切なのは、レビュー指摘を「怒られた」と受け止めることではなく、次に同じミスを減らす材料として使えるかどうかです。
たとえば次のような視点があると成長しやすくなります。
- 命名の指摘が多いなら、自分は責務の切り方が曖昧なのかもしれない
- nullチェック漏れが多いなら、異常系の想像が足りていないのかもしれない
- 可読性の指摘が多いなら、処理を詰め込みすぎているのかもしれない
2年目で完璧なコードを書く必要はありません。
しかし、指摘から学ぶ習慣があるかどうかで、3年目以降の伸びは大きく変わります。
2年目でコードが書けないのは本当にヤバいのか


「コードが書けない」といっても、その程度やつまずいている原因は人によって異なります。
ここでは、エンジニア2年目でコードが書けない状態がどこまで危険なのかを、現実的な目線で整理していきます。
コードが書けない状態は、かなり厳しく見られやすい
ここは少し率直にお伝えします。
エンジニア2年目でコードが書けない状態は、やはり楽観視しない方がよいです。
もちろん、「コードが書けない」にも幅があります。
- 難しい設計から一人で実装するのは無理
- 新規画面をゼロから作るのはまだ厳しい
- 最適な書き方には自信がない
この程度なら、2年目として珍しくありません。むしろ普通です。
問題なのは、以下のような状態です。
- 簡単な修正でも何を書けばいいか全く分からない
- if文やループ、関数呼び出しなど基本構文レベルで詰まる
- 既存コードを読んでも、処理の流れがほとんど追えない
- 自分で少し試すこともなく、最初から他人任せになる
- 数カ月前に教わった内容がほとんど定着していない
こうした状態が続いているなら、現場側は「向いていない」と断定する前に、



まず学習量が足りていないのではないか
と考えるはずです。
「書けない」の背景を曖昧にしないことが大事
「コードが書けない」と一言で言っても、原因はさまざまです。
基礎文法の理解が弱い
これはかなり根本的です。
言語の基本構文やデータの扱い方が曖昧だと、現場での成長は止まりやすくなります。
業務コードの読み方が分からない
文法は分かるが、フレームワークや設計思想、既存システムの文脈が読めないケースです。これは若手にはよくあります。
怖くて手が動かない
壊したくない、間違えたくないという不安が強く、コードを書く前に止まってしまうケースです。
勉強の仕方がずれている
動画を見る、記事を読むだけで満足し、実際に手を動かす練習が不足しているケースです。
この中で特に厳しいのは、ケース1とケース4です。
2年目でここが弱いと、日々の業務で吸収できる量がどうしても限られてしまいます。
現場で求められるのは「天才的な実装」ではなく最低限の再現力
エンジニアというと、すごいコードを書ける人を想像する方もいます。
ですが現場でまず求められるのは、そんな派手な才能ではありません。
2年目に必要なのは、
- 似た実装を参考にして再現できる
- 指摘された修正を反映できる
- 小さな不具合を直せる
- 自分の変更箇所を説明できる
といった、いわば最低限の再現力です。
この再現力すらほとんどない場合、周囲はその人に仕事を渡しづらくなります。
仕事を任せられない状態が続くと、当然ながら実務経験も積みにくくなり、さらに成長が遅れるという悪循環に入ります。
だからこそ、エンジニア2年目でコードが書けないことに心当たりがあるなら、「自分はセンスがない」で終わらせず、基礎から立て直す必要があります。
2年目で何もできないと感じるのは普通?


2年目になると、1年目よりできることは増えているはずなのに、なぜか自信だけがついてこない人も少なくありません。
ここでは、「何もできない」と感じるのが普通なのか、本当に危機感を持つべき状態なのかを整理していきます。
「SE2年目で何もできない」と感じる人は意外と多い
2年目で何もできないと感じている人は少なくありません。
これは決して珍しい悩みではありません。
なぜなら、2年目は最も中途半端な立場になりやすいからです。
- 新人扱いは少しずつ終わる
- でも中堅と呼ぶにはまだ早い
- 自分よりできる先輩はたくさんいる
- かといって後輩からは少し頼られる場面もある
この状態だと、自分の未熟さばかりが目につきやすくなります。
1年目より見える世界が広がるぶん、自分の足りなさもよく見えてしまうのです。
何もできないのではなく「できることが地味なだけ」の場合もある
若手が自己評価を下げすぎる理由の一つに、できることが地味で目立たないという問題があります。
たとえば、
- 手順書を見ながら環境構築ができる
- 決まったフォーマットで報告ができる
- 軽微なバグ修正なら対応できる
- レビューで直すべき箇所は理解できる
- テスト観点をある程度洗い出せる
これらはどれも立派な前進です。
しかし、本人からすると「こんなの大したことない」と思いがちです。
特にSNSや周囲の優秀な同期と比べると、自分だけ全然成長していないように見えることもあります。
ですが実際には、現場で役立つ能力は地味に積み上がるものです。
ただし、本当に危機感を持つべきケースもある
一方で、「何もできない」が本当にその通りのケースもあります。
以下に当てはまるなら、少し真剣に立て直しを考えた方がよいでしょう。
- 業務で使う言語やフレームワークの基本をまだ説明できない
- 指示された作業を最後までやり切れないことが多い
- エラーが出ると自分では何も調べず停止する
- 先輩に何度も同じ質問をしてしまう
- 学習習慣がほぼなく、平日も休日も技術に触れていない
この状態で「自分は向いていないのかも」と考える人もいますが、まず確認すべきは適性ではなく行動量です。
厳しいようですが、エンジニア2年目で何もできないと感じる背景に、単純な勉強不足があるケースは珍しくありません。
2年目の勉強で差がつくポイント


2年目になると、ただ闇雲に勉強するだけではなかなか成長につながらなくなってきます。
ここでは、エンジニア2年目が実務で差をつけるために意識したい勉強のポイントを整理します。
エンジニア2年目の勉強は「広く浅く」より「現場に近く深く」
エンジニア2年目の勉強でありがちな失敗は、焦って手を広げすぎることです。
新しい言語、クラウド、AI、設計、アルゴリズム、資格勉強……。
全部大事に見えるので、あれもこれも手を出したくなります。
しかし2年目の時期に優先すべきなのは、まず今の現場で使う技術を、業務で困らないレベルまで深めることです。
たとえばWeb系の現場なら、
- 使用言語の基礎文法
- フレームワークの基本的な構造
- ルーティング、MVC、ORMの理解
- SQLの基本
- Gitの基本操作
- デバッグ方法
- ログの見方
- テストの考え方
このあたりをしっかり押さえる方が、遠い最新技術をつまみ食いするよりはるかに効果的です。
勉強の軸は「明日困ること」を減らすこと
学習テーマに迷ったら、次の基準で考えるとブレにくくなります。
優先度が高い勉強
- 今の業務で毎週のように詰まること
- レビューで何度も指摘されること
- チーム内で飛び交うのに自分だけ分からない用語
- デバッグ時に毎回苦しむ原因
優先度を下げてもよい勉強
- 今の現場とほぼ無関係な流行技術
- まだ業務で使う見込みのない高難度領域
- 「すごそうだから」という理由だけの学習
2年目は、理想のエンジニア像を追いかけるより、明日の仕事を少し楽にする勉強の方が伸びやすいです。
インプット偏重ではなく、必ず手を動かす
勉強しているつもりなのに実力がつかない人の多くは、インプットに偏っています。
- 動画を見る
- 記事を読む
- 先輩の説明を聞く
- 書籍を眺める
これ自体は悪くありません。
ただ、エンジニアの学習は、読むだけでは定着しにくいです。
本当に必要なのは、
- サンプルコードを自分で打つ
- 小さな機能を真似して作る
- エラーを自分で再現して直す
- 既存コードを改造して挙動の違いを見る
といった、手を動かす勉強です。
特にプログラマー2年目で伸びる人は、理解できなかったことを「分かったつもり」で終わらせず、必ず何らかの形で再現しています。
2年目に必要な視点は「書く力」だけではない


2年目になると、コードを書けるかどうかだけでなく、仕事全体をどう進めるかという視点も少しずつ求められてきます。
ここでは、プログラマー2年目が意識したい「書く力」以外の大切な力について整理していきます。
プログラマー2年目は保守性と読みやすさも意識したい
プログラマー2年目というと、



もっと速く書けるようにならなければ
と考えがちです。
もちろん実装速度は大事ですが、それ以上に重要なのが、読みやすく直しやすいコードを書く意識です。
1年目のうちは、とにかく動けばOKという場面もあります。
しかし2年目からは、



なぜその書き方にしたのか



他の人が読んでも分かるか
が少しずつ問われてきます。たとえば、
- 変数名が役割を表しているか
- 1つのメソッドに責務を詰め込みすぎていないか
- 条件分岐が複雑になりすぎていないか
- コピペで似た処理を増やしていないか
こうした視点を持てると、単なる作業者から一歩進めます。
テスト観点を持つことが仕事の質を上げる
プログラマー2年目になると、「実装したら終わり」ではなく、「何が壊れそうか」を考える力も大切になります。
- 正常系だけでなく異常系はどうか
- 入力が空だった場合はどうなるか
- 表示崩れや権限違反は起きないか
- 既存機能への影響はないか
この視点がある人は、レビューでも信頼されやすくなります。
逆に、毎回「実装はしたが確認が甘い」状態だと、なかなか仕事を任せてもらえません。
ドキュメントや会話から仕様を拾う力も必要
実務では、仕様がいつも完璧に整理されているとは限りません。
会議のメモ、チケットの文章、口頭の補足などから必要な情報を拾うことも多いです。
そのためプログラマー2年目には、
- 曖昧な仕様をそのまま流さない
- 不明点を言語化して確認する
- 自分の理解を相手に確認してもらう
といったコミュニケーション力も必要になります。
これは「営業っぽい能力」ではなく、開発品質を守るための技術的な力です。
コードが書けるだけではなく、誤解なく進める力がある人ほど、現場では重宝されます。
2年目が辛いと感じやすい理由


2年目は、周囲からの期待が少し上がる一方で、自分ではまだ未熟さばかりが気になりやすい時期です。
ここでは、エンジニア2年目が辛いと感じやすい理由を、よくある心理や状況とあわせて整理していきます。
2年目が辛いのは、期待値と実力のズレを強く感じるから
エンジニア2年目が辛いと感じる最大の理由は、自分に向けられる期待と、自分の実感する実力にズレがあるからです。
会社やチームからは、「そろそろ一人である程度やってほしい」と見られます。
一方で本人は、「いや、まだ全然分からない」と感じています。
このギャップが大きいほど、苦しさは増します。
1年目は、できなくて当たり前という空気があります。
でも2年目になると、教えてもらうこと自体に少し申し訳なさを感じたり、質問するたびに自己嫌悪したりしやすくなります。
頑張っている人ほど自分の未熟さが見えて苦しくなる
ここはぜひ知っておいてほしい点です。
頑張っている人ほど、2年目で辛いと感じやすい傾向があります。
なぜなら、本気で学ぼうとしている人ほど、技術の奥深さや自分の不足をよく理解してしまうからです。
- 先輩のレビューの意図が全部は分からない
- 設計の話になると急に理解が浅くなる
- 自分のコードがまだ雑だと気づく
- もっとできる同期を見て落ち込む
こうした感覚は、成長意欲のある人に起こりやすいものです。
つまり、「辛い」と感じていること自体が、必ずしも悪いサインではありません。
むしろ危ないのは、自分が同期の中で一番できると思い込み、学ばなくなることです。
その状態は一見自信があるように見えて、実は成長が止まりやすいからです。
比較対象を間違えると、必要以上にしんどくなる
2年目の辛さを増幅させる原因として、比較対象の設定ミスもあります。
- 5年目、10年目の先輩と比べる
- SNSの“できる人”と比べる
- 一部の優秀な同期だけを基準にする
こうなると、当然ながら自分は劣って見えます。
しかし、それは比較の置き方が厳しすぎるだけかもしれません。
比べるべき相手は、基本的には半年前の自分です。
- 調べ方は少しマシになったか
- エラーへの耐性はついたか
- 以前よりレビューの意図が分かるようになったか
- 自分の言葉で相談できるようになったか
このように見れば、案外ちゃんと前進していることも多いです。
「自分はできる」と思い込みすぎる2年目の方が危ない理由


2年目で少しずつ仕事に慣れてくると、自信がつくのは自然なことです。
ただ、その自信が慢心に変わると、かえって成長が止まりやすくなるため注意が必要です。
危ないのは、辛さを感じる人ではなく、学ばなくなった人
若手の成長を見ていると、実は「自信がなさすぎる人」よりも、「自分はもう大丈夫」と思い込み始めた人の方が伸び悩むことがあります。
なぜなら、成長に必要なのは自己肯定感だけでなく、自分の穴を認識する力だからです。
2年目で少し仕事が回るようになると、



もう基礎は十分だろう



同期よりはできている



今さら勉強しなくても現場で何とかなる
と考えてしまう人がいます。ですが、この状態はかなり危険です。
現場で何とか回っているだけで、本質的な理解が浅いままだと、3年目以降の難しい仕事で一気に詰まりやすくなります。
慢心するとレビューや助言を吸収できなくなる
自分はできると思い込みすぎる人は、レビューやフィードバックの受け取り方にも変化が出ます。
- 指摘を素直に受け取れない
- 自分のやり方を変えたがらない
- 他人のコードを学ぶ材料として見なくなる
- 「細かい指摘」として流してしまう
これでは成長が止まります。2年目は、まだまだ吸収期です。
この段階で耳が閉じると、その後の伸びに大きく響きます。
本当に伸びる人は、自信と危機感を両立している
理想は、必要以上に自分を責めることでも、根拠なく自信を持つことでもありません。
伸びる2年目はだいたい、次のようなバランス感覚を持っています。
- 以前よりできることは増えた
- でも、まだ理解が浅い部分は多い
- だから落ち込みすぎず、学ぶことは続ける
この姿勢がある人は強いです。
自分を過小評価しすぎず、かといって過大評価もしない。
2年目に必要なのは、こうした冷静さだと言えます。
エンジニア2年目でコードが書けない人が立て直す方法


「コードが書けない」と感じていても、そこで終わりではなく、やり方次第で立て直せる余地は十分あります。
ここでは、エンジニア2年目が実務に必要な力を取り戻すために、現実的に取り組みやすい方法を整理していきます。
まずは業務で使う基礎だけに絞って学び直す
コードが書けないと感じるなら、焦って難しい本に飛びつくより、まずは足元の基礎を固め直すことが先です。
見直すべき対象は、たとえば以下です。
- 変数、配列、オブジェクトの扱い
- 条件分岐、繰り返し
- 関数、メソッド
- 例外処理
- APIやDBの基本的な流れ
- フレームワークの処理の入口と出口
ポイントは、「学生向けの一般論」ではなく、今の業務で使うものに絞ることです。
既存コードの写経ではなく「意味を説明する練習」をする
既存コードを真似するのは悪くありません。
ただ、コピペや写経だけで終わると理解は浅くなります。
おすすめなのは、以下のような練習です。
- この処理は何のためにあるのか
- この条件分岐は何を防いでいるのか
- このメソッドの入力と出力は何か
- このSQLは何を取り出しているのか
これを自分の言葉で説明できるか確認するだけで、読解力はかなり変わります。
小さな成功体験を意図的に積む
コードが書けない状態が続くと、自己効力感が下がります。
するとますます手が止まり、さらに書けなくなる悪循環に入ります。
そこで大事なのが、小さくてもよいので成功体験を作ることです。
- 軽微なバリデーション追加を一人でやる
- 表示文言の出し分けを実装する
- 既存機能の不具合修正を最後までやり切る
- ローカルで再現したエラーを自分で直す
こうした経験を積むことで、「全く無理」から「小さいことならできる」に変わります。
2年目で必要なのは、まずこのラインです。
エンジニア2年目が職場で評価を上げる行動


技術力そのものだけでなく、日々の動き方や周囲との関わり方によって、2年目の評価は少しずつ変わってきます。
ここでは、エンジニア2年目が職場で信頼を高め、評価を上げるために意識したい行動を整理していきます。
分からないことを放置しない
評価を下げやすいのはできないことそのものではなく、止まっているのに黙っていることです。
- 詰まっているのに相談しない
- 納期に遅れそうなのに報告しない
- 分からないまま進めて手戻りを増やす
こうした行動は、技術力以上に信頼を落とします。
2年目で評価を上げたいなら、まずは「早めに共有する」ことが重要です。
その際、「分かりません」だけで終わらず、何を調べたかを添えるとぐっと印象が変わります。
相談の質を上げる
相談の質は、2年目でかなり差が出ます。
良い相談の例
- ○○を確認したが、△△の時だけ挙動が合わない
- 原因候補としてAとBを疑っている
- まずはBを試そうと思うが、この方向で合っているか確認したい
改善したい相談の例
- 動きません
- 分かりません
- どうすればいいですか
もちろん切羽詰まっていれば短い相談になることもあります。
ですが普段から前者を意識するだけで、



この人は仕事の進め方が身についてきた
と評価されやすくなります。
後輩や新人へのフォローを少しずつ意識する
2年目になると、後輩や新人に接する機会が出てくることがあります。
このとき大事なのは、立派に教えることではなく、自分が最近つまずいたポイントを共有できることです。
- 環境構築で詰まりやすい箇所を教える
- 用語の意味を噛み砕いて伝える
- どの資料から見ると理解しやすいか案内する
こうしたフォローができる人は、結果的に自分の理解も深まります。
人に説明する過程で、曖昧だった知識が整理されるからです。
また、2年目でまったくコードが書けない状態だと、このフォロー役も担いにくくなります。
そう考えると、やはり最低限のコード理解は2年目の責任範囲に入り始めると言えるでしょう。
苦しいときに考えたい、今後のキャリアの見方


2年目で苦しさを感じると、「このまま続けて大丈夫なのか」と将来まで不安になることがあります。
ここでは、目の前の辛さだけに引っ張られず、今後のキャリアをどう見ていけばよいかを整理していきます。
今の苦しさは「向いていない証拠」とは限らない
2年目で辛いと、「自分はエンジニアに向いていないのでは」と考える人は多いです。
しかし、ここで即断するのは早いことが多いです。
なぜなら、2年目の苦しさは、適性の問題というより学習曲線の苦しさである場合が少なくないからです。
- 1年目は分からないことすら分からなかった
- 2年目でようやく難しさの正体が見えてきた
- その結果、自分の未熟さを強く自覚するようになった
これはむしろ、理解が進んだからこそ起きる苦しさでもあります。
ただし「学ばないまま環境のせいにする」のは危険
一方で注意したいのは、全部を環境のせいにしてしまうことです。
- 会社が悪い
- 先輩が教えてくれない
- 案件が合わない
- 忙しくて勉強できない
もちろん実際に環境要因が大きいケースもあります。
しかし、どんな職場でも最低限の自学習は必要です。
特にエンジニア2年目で、基礎的なコード理解が弱いままなら、まず自分の行動を見直す方が先です。
環境を変える判断は「やれることをやった後」にする
もし今の職場が合わない、成長しづらいと感じているなら、転職を考えること自体は悪くありません。
ただ、その前に確認したいことがあります。
- 自分は基礎学習を十分やったか
- 調べる努力をしたか
- 相談の仕方を工夫したか
- 小さなタスクを自走する訓練をしたか
ここをやらずに環境だけ変えても、次の職場でも同じ壁にぶつかる可能性があります。
逆に、やるべきことをやったうえでなお厳しいなら、そのときは環境を変える判断に説得力が出ます。
2年目は、その見極めをする時期でもあります。
まとめ
- 2年目のレベルとして求められるのは、一人前の完成形ではなく、小さめの仕事を自分で進めつつ適切に助けを求められる状態で
- 2年目でコードが書けない状態が続くなら、正直に言って勉強不足を疑った方がよく、基礎の立て直しが必要
- 2年目が辛いと感じるのは珍しくなく、むしろ真面目に頑張っている人ほど自分の未熟さに気づいて苦しくなりやすい
2年目は、できないことが目立って苦しくなりやすい時期です。ですが、本当に危ないのは「辛い」と感じる人ではなく、「自分はもう大丈夫」と思って学ばなくなる人です。
今つまずいているなら、それは伸びる余地が見えているということでもあります。
焦って背伸びするより、業務に直結する基礎を一つずつ積み直していくことが、結果的にはいちばん確実な近道です。










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