ITエンジニア・ITコンサルの次のキャリアを考える方へ
フリーランスとして案件を探すか、正社員として環境を変えるか。
どちらが合うかは、これまでの経験や希望する働き方によって変わります。
セルワークITフリーランスでは、フリーランス向けの案件紹介に加えて、正社員のITエンジニア・ITコンサル向けの転職相談にも対応しています。
まずは、自分の経験でどのような案件・求人が選択肢に入るのかを確認してみてください。

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まずは、自分の経験でどのような案件・求人が選択肢に入るのかを確認してみてください。
近年、「未経験からエンジニアへ」というキャリアチェンジは一般的な選択肢になりました。
プログラミングスクールやSNSの影響により、IT業界は参入しやすい分野として認識されています。
一方で、その裏側にはあまり語られない現実があります。
それが、駆け出しエンジニアの多くが長く残らないという事実です。
SNSでは学習開始や転職活動の発信が日々見られますが、その多くは数ヶ月後には更新が止まり、やがて姿を消していきます。実際、駆け出しエンジニアの生存率は決して高いとは言えません。
本記事では、なぜ多くの人が途中で離脱してしまうのか、その背景にある構造や特徴を整理しながら、生き残る人との違いについて解説します。

まず結論から述べると、駆け出しエンジニアの生存率は高くありません。
これは感情論ではなく、構造的にそうなりやすい市場だからです。
セルワークの参考記事でも、X上にいる駆け出しエンジニアの多くは長続きせず、勉強のモチベーションが保てなかったり、就業後も継続学習が必要な現実に適応できなかったりして消えていくと整理されています。

この「消える」という現象には、いくつかの段階があります。
一つ目は、学習段階で消える人です。
プログラミング学習は、始める前に想像しているよりも地味で反復的です。
教材を見ながらコードを書き、エラーを読み、調べ、修正し、また詰まる。これを繰り返します。
最初のうちは「新しいことを始めた高揚感」で進めても、数週間から数か月経つと、地道な作業の連続に耐えきれなくなる人が出てきます。
二つ目は、転職活動で消える人です。
未経験歓迎の求人があるとはいえ、実際の選考では、ポートフォリオ、学習履歴、基礎理解、継続力、コミュニケーションなどが見られます。そこで現実を知り、「思ったよりも簡単ではない」と感じて失速する人が少なくありません。
三つ目は、就職できた後に消える人です。
この層は外からは見えにくいのですが、実はかなり重要です。
エンジニアとして採用されても、実務は想像以上に泥臭く、地味で、継続的な勉強が必要です。その現実に適応できず、数か月から一年ほどで離職するケースは珍しくありません。
つまり、駆け出しエンジニアの「生存率」を低くしているのは、単に転職できるかどうかだけではありません。
学習の継続、転職活動の突破、就業後の定着という三段階を越えなければならないため、途中で落ちる人が自然と多くなるのです。

駆け出しエンジニアが短期間で姿を消す背景には、本人の資質だけでは片づけられない共通要因があります。
ここでは、学習段階・転職活動・就職後の現実という3つの視点から、その理由を整理します。
近年のSNSや広告では、エンジニアという職種が極めて魅力的に語られがちです。
これらはまったくの虚構ではありません。実際にそうした働き方を実現している人はいます。
ただし、それは一定の実務経験、一定の技術力、一定の信頼蓄積があって初めて成立する話である場合がほとんどです。
ところが、駆け出し層の中には、この「到達点」を「出発点」だと誤認してしまう人がいます。
たとえば、
こうした期待値の置き方をしてしまうと、転職活動は一気に難しくなります。
なぜなら、企業側は未経験者に対して、まず「伸びるか」「続くか」「素直に吸収できるか」を見ているのであって、即戦力として高待遇を用意することは少ないからです。
未経験採用で求められるのは、夢の大きさではありません。
現実的な条件の中で経験を積み、将来的に伸びていく姿勢です。
ここを履き違えると、求人を見ても「条件が悪い」「思っていたのと違う」と感じやすくなります。
結果として応募できる企業が減り、選考が進まず、学習の目的も見失いやすくなります。
そして、転職活動が難航した段階で静かに消えていくのです。
IT業界は人手不足だと言われます。これは半分正しく、半分誤解を招く表現です。
不足しているのは、主に実務経験を持ち、一定の戦力になれる人材です。
未経験者が無条件に歓迎されているわけではありません。
企業側から見れば、未経験採用は将来への投資であり、教育コストもかかります。
したがって、採用するなら「学習意欲がある」「継続力がある」「基礎ができている」「現実的な期待値を持っている」といった条件が必要になります。
ところが、SNSの成功談だけを見ていると、

数か月勉強すれば誰でも転職できる



とりあえずポートフォリオを一つ作れば何とかなる



IT業界は売り手市場だから強気でいける
という認識になりがちです。
この認識で転職活動に入ると、かなりの確率でつまずきます。
こうした不採用が続くと、多くの人は「勉強不足だった」とは考えません。



未経験に厳しすぎる



スクールに騙された



企業側が見る目を持っていない
と、外側に原因を置き始めます。
もちろん、未経験採用市場に問題がないとは言いません。ただ、そこで思考停止してしまうと、その後の改善が起きません。
結果として、発信は減り、活動も止まり、やがていなくなります。
駆け出し層が抱きがちな誤解の一つに、「エンジニアは新しいものをどんどん作る仕事」というイメージがあります。
確かにそれは一面としては正しいです。
しかし実務の大半は、もっと地味です。
派手な新規開発だけで一日が終わることはほとんどありません。
むしろ、細かく、目立たず、再現性の低い問題を一つずつ潰していく仕事のほうが多いです。
実際のITエンジニアの仕事は地味な作業が多い地道な仕事であり、その現実と乖離したキラキラしたイメージを抱いたまま入る人は、「思っていたのと違う」となりやすいです。
このギャップは非常に大きいです。
「ものづくりがしたい」と思って入ったのに、最初に任されるのがテスト、資料修正、調査、軽微な改修ばかりだと、失望する人は少なくありません。
しかし、実務の現場ではそこが入り口です。そこを通らずに設計も上流もありません。
地味な仕事を丁寧にやれる人だけが、次のフェーズへ進めます。
この構造を受け入れられない人ほど、就職できてもすぐに離職しやすくなります。


就職・転職の段階で失速する人が多いのは、努力不足というより、最初に想定していた条件と市場の現実にズレがあるためです。
とくに未経験層は、希望条件の高さと実務経験のなさが噛み合わず、選考が長引いた時点で一気に離脱しやすくなります。
未経験転職では、本来「何を得るか」の優先順位が重要です。
たとえば、最初の一社で重要なのは、
といった点です。
ところが、駆け出し層の中にはこれが逆転しているケースがあります。
もちろん、労働条件を軽視すべきではありませんし、避けるべき会社もあります。
ただ、未経験者が最初の一社に完璧な条件を求めすぎると、事実上どこにも入れなくなります。
転職活動は現実との交渉です。
未経験段階での市場価値と、望む条件のバランスが取れていなければ、難航するのは当然です。
そして、この「当然」を受け入れられない人ほど、途中で疲弊します。
転職がうまくいかない時期ほど、本来はやるべきことが明確です。
ところが一部では、その時間が発信に置き換わります。
こうなると、外から見た熱量は高いのに、実力はあまり伸びません。
しかも本人は努力しているつもりなので、現実とのズレに気づきにくくなります。
この状態が続くと、選考結果は変わらず、しかし本人の中では



ここまでやっているのに報われない
という不満だけが蓄積します。
そして、ある時点で燃え尽きたように消えます。


就職できたとしても、それだけで安定してキャリアが続くわけではありません。
現場に入って初めて見える仕事の地味さや継続学習の厳しさに適応できず、早い段階で離脱する人も少なくありません。
駆け出しエンジニアの離脱で見落とされがちなのが、就職後の継続率です。
未経験からエンジニアに転職できた瞬間は、大きな達成感があります。
スクール卒業、ポートフォリオ完成、面接突破という流れを経ているため、そこを一つの到達点だと感じるのは自然です。
しかし、現実にはそこがスタートです。
この段階で、



エンジニアになったのにまだこんなにできないのか
と強く落ち込む人は多いです。
ですが、それは当然です。未経験で入った以上、最初はできなくて当たり前です。
問題は、その当たり前を受け入れられるかどうかです。
受け入れられない人は、自分のプライドと現実の能力差に耐えられず、早期離職しやすくなります。
未経験採用で最初から任される仕事は、華やかではないことがほとんどです。
これらは決して雑務ではありません。
チーム開発の土台であり、システム理解の入口であり、品質を支える重要な仕事です。
それにもかかわらず、



こんな仕事のためにエンジニアになったわけではない



もっと開発らしい仕事がしたい



自分の市場価値が上がらない
と考える人は一定数います。
しかし、地味な仕事を嫌がる人に、いきなり重要な開発を任せる現場はほとんどありません。
目立たない仕事を丁寧にやれる人こそ、信頼されます。
地味な仕事に耐えられず離れる人は、結局、エンジニアという職種そのものではなく、「キラキラしたエンジニア像」に惹かれていただけだったということになりがちです。
エンジニアは、転職して終わりではありません。
むしろ転職してからのほうが学ぶ量は増えます。
しかも、それを業務と並行して吸収していかなければなりません。
一度エンジニアになってしまえば終わりではなく、就業した後も継続的な勉強が必要であり、実際になってみると向いていないと感じて消えた人もいます。
ここで重要なのは、「勉強が好きか嫌いか」ではありません。
分からないことが無限に出てくる環境でも、投げ出さずに向き合えるかです。
この耐性がないと、早い段階で疲弊してしまいます。


この言葉はかなり強い表現ですし、無闇に使うべきではありません。
ただ、実際に検索ニーズとして存在する以上、その背景は整理しておく必要があります。
駆け出しエンジニアと繋がりたいタグが気持ち悪いと言われる理由として、実態と乖離したキラキラしたイメージ、意識高い系、怪しい情報商材界隈との接点、実績を盛る人の存在などが挙げられています。
ここで大切なのは、エンジニア全体がそう見られているわけではない、という点です。
主に違和感を持たれているのは、口先だけで行動が伴わない駆け出し層の一部です。
こうした発信自体が悪いわけではありません。
問題は、その裏に具体的な行動や成果が見えない場合です。
こうなると、周囲は「頑張っている人」ではなく、「雰囲気だけ出している人」と見始めます。
エンジニアの世界は、最終的にアウトプットで評価されるからです。
「意識が高い」のではなく「意識高い系」と見られてしまうことが、気持ち悪いと言われる理由の一つとして挙げられています。
この違いはかなり重要です。
本当に意識が高い人は、黙って積み上げます。一方、意識高い系に見える人は、積み上げよりも演出が前に出ます。
たとえば、
こうした言葉は一見前向きです。
ですが、そこに具体的な学習内容、実装の苦労、失敗と改善の痕跡がなければ、ふわっとした自己演出に見えます。
技術職の世界では、「何を言ったか」より「何を作ったか」が重視されます。
その文化に対して、言葉の熱量だけが高いと、違和感が生まれやすいのです。
駆け出しエンジニアタグと、怪しい情報商材を売る界隈やオンラインサロン勧誘との近さも問題視されています。
仕事につなげたいなら、そのタグ使用はおすすめしません。
実際、未経験者を狙ったビジネスは昔からあります。
こうした言葉は、焦りを抱える駆け出し層に刺さりやすいです。
その結果、本人が知らないうちに、地道な学習よりも「近道」や「演出」に引っ張られていきます。
そして、その雰囲気は現役エンジニアや採用担当にも伝わります。



この人は実力よりも見せ方を優先しそうだ



継続的に働くより、短期で箔をつけて抜けそうだ
そう見られれば、当然評価は下がります。
実績を盛ってイキりたがる人がいること、自己中心的・傲慢に映り信頼性を欠くことも、問題として指摘されています。
駆け出しの段階では、できないことが多いのは当然です。
にもかかわらず、
といった振る舞いをすると、周囲の印象は一気に悪くなります。
技術職は、知識も経験もあとからいくらでも増やせます。
しかし、素直さがない人、教わる姿勢がない人、誇張癖がある人は、現場で最も敬遠されやすいタイプです。


ここで一つ整理しておきたいのは、駆け出しであること自体は悪ではないという点です。
駆け出しのうちはスキルも実績もないので、それを無能と言えばその通りですが、企業は長い目で見て一人前になってもらうために未経験者を採用しています。
課題や与えられた仕事を粛々とこなし、新しい技術を学ぶ姿勢を見せれば評価されます。
未経験者に求められているのは、最初からすごい技術を見せることではありません。
むしろ、駆け出しのうちから「すごい人」に見られようとするほうが危険です。
評価されるのは、背伸びではなく、基礎の積み上げだからです。


では、同じ未経験スタートでも、生き残る人は何が違うのでしょうか。
生き残る人は、最初から高待遇を前提にしません。
この現実感覚があると、転職活動でも就業後でもギャップが小さくなります。
結果として、変に幻滅せず、地に足をつけて続けられます。
生き残る人は、SNSを完全にやめているわけではありません。
ただし、優先順位が違います。
つまり、発信が目的化していません。
コードを書くこと、調べること、作ることが中心にあります。
この差は長期的に非常に大きいです。
半年、一年と経つと、見せ方が上手い人より、実装量の多い人のほうが圧倒的に強くなります。
生き残る人は、バグ修正やテスト、調査、保守を「つまらない仕事」とは捉えません。
むしろ、システム理解のための入口だと理解しています。
華やかな仕事だけやりたい人は、結局、現場で信用されません。
地味な仕事に向き合える人のほうが、着実に信頼を積みます。
SNSには、短期間で結果を出したように見える人が溢れています。
しかし、生き残る人はそこに飲み込まれません。
この姿勢がある人は、派手ではなくても強いです。
結局、エンジニアのキャリアは短距離走ではなく、長距離走だからです。


駆け出しエンジニアとして長く残るには、才能やセンスよりも、考え方と行動の積み重ねが重要です。
ここでは、途中で消えずに生存率を高めるために意識したいポイントを整理します。
未経験の段階では、年収、働き方、技術スタック、企業規模、業務内容、勤務地、カルチャーのすべてを満たす職場を探そうとすると、現実的には非常に厳しくなります。
大切なのは、今の市場価値で取りにいけるものと、数年後に取りにいくものを分けることです。
この順番を間違えないことが、生存率を上げるうえで極めて重要です。
駆け出しの段階で信用になるのは、次のようなものです。
「頑張ります」より、「これを作りました」のほうがはるかに強いです。
「本気です」より、「三か月毎日触っています」のほうが信頼されます。
未経験者が実務に入って最初に感じるつらさの多くは、向いていないからではなく、単に初心者だから苦しいだけです。
これは誰でも通ります。
ここで



自分は向いていない
と結論づけてしまうと、まだ始まってもいない段階で終わってしまいます。
向いているかどうかは、数か月で判断できるものではありません。
少なくとも一年程度、地味な実務を経験してからでないと見えないことのほうが多いです。
SNSそのものが悪いわけではありません。
問題は、使い方です。
この範囲なら有効です。
一方で、
この使い方をすると、かなり危険です。
特に仕事につなげたい場合、見られているのはフォロワー数ではなく、中身です。
怪しいインフルエンサーの思想に染まっていると、企業から警戒されるリスクが高く、正社員としての採用も、フリーランスとして案件を獲得することも、どちらも遠のきます。


駆け出しエンジニアの生存率が低い最大の理由は、才能の有無ではありません。
最初から高待遇を求めすぎること、理想化しすぎること、発信と実力が乖離すること、地味な積み上げに耐えられないことです。
逆に言えば、生き残るために必要なのは極端に難しいことではありません。
これらは一つひとつは地味です。
しかし、エンジニアという職種そのものが、そもそも地味な積み上げで成り立っています。
派手な近道を探す人より、地味に続ける人のほうが最終的に強いのは、そのためです。
エンジニアは華やかな職業に見えますが、実態は地道な積み重ねが前提の仕事です。この前提を理解できるかどうかが、生存率を分ける大きなポイントになります。
ITエンジニア・ITコンサルのキャリアでは、収入、働き方、担当工程、リモート可否など、何を重視するかによって選ぶべき道が変わります。
セルワークITフリーランスでは、上流工程・ITコンサル案件や月80万円以上の案件、リモート可能案件などを扱っています。
一方で、フリーランスだけを前提にせず、正社員転職という選択肢も含めて相談できます。
今の経験を活かして案件を探すべきか、転職で環境を変えるべきか、もう少し経験を積むべきか。
まずは、サービスページで対応領域や案件の特徴を確認してみてください。
セルワークITフリーランス編集部は、ITエンジニア・ITフリーランス・SES人材のキャリア支援を行う「株式会社セルバ」が運営する編集チームです。
株式会社セルバは、Webシステム開発・ポータルサイト構築を中心に20年以上の実績を持ち、IT業界・人材業界の両分野において、事業運営と現場支援の両面から関わってきました。
自社サービスとして、IT人材向けの求人・マッチング・キャリア支援に関する複数のWebサービスを運営しています。
編集部では、そうした事業運営の中で蓄積されてきたITフリーランスからの相談内容、案件参画時の実例、契約・単価・キャリアに関する課題をもとに、実務に即した情報を編集・監修しています。
本メディア「セルワークITフリーランス」では、単なる一般論や表面的なノウハウではなく、現場で実際に起きている課題や意思決定のポイントを重視し、ITフリーランスが自分に合った働き方を選ぶための情報提供を目的としています。
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