新人エンジニアあるある|現場でつまずきやすい失敗と成長につなげる考え方

ITエンジニア・ITコンサルの次のキャリアを考える方へ

フリーランスとして案件を探すか、正社員として環境を変えるか。
どちらが合うかは、これまでの経験や希望する働き方によって変わります。

セルワークITフリーランスでは、フリーランス向けの案件紹介に加えて、正社員のITエンジニア・ITコンサル向けの転職相談にも対応しています。
まずは、自分の経験でどのような案件・求人が選択肢に入るのかを確認してみてください。

新人エンジニアとして働き始めると、想像以上に分からないことが出てきます。

研修ではできたはずのことが、現場ではうまく動かない。
手順通りに環境構築したのに、自分のPCだけエラーになる。
先輩の会話に知らない言葉が多すぎる。
レビューで大量に指摘されて、自分は向いていないのではと落ち込む。

こうした経験は、新人エンジニアにはよくあります。

最初からすべて理解して動ける人はほとんどいません。むしろ、分からないことにぶつかりながら、調べ方、質問の仕方、修正の仕方、仕様の読み方を覚えていくのが新人時代です。

新人エンジニアのあるあるは、能力が低い証拠ではなく、現場で仕事を覚える過程で起こるものです。

この記事では、新人エンジニア・新人プログラマーが経験しやすいあるあるを、単なる笑い話で終わらせず、対処法や成長につなげる考え方まで整理します。

目次

最初に不安になること

新人エンジニアが最初にぶつかるのは、技術そのものより「自分だけできていないのでは」という不安です。
周りが普通に話している内容についていけず、同じ質問をしていいのか迷い、作業が遅いことに焦る場面があります。

周りができる人に見える

新人の頃は、周りの先輩が全員すごく見えます。

エラーを見ただけで原因を切り分ける。
ログを見てすぐに確認箇所を出す。
仕様書を読みながら自然に実装方針を話す。
知らないライブラリやコマンドを当たり前のように使う。

近くで見ていると、「自分だけ何も分かっていない」と感じやすくなります。
ただ、先輩も最初からできたわけではありません。

現場で何度も同じ種類のエラーを見て、似たような修正を経験し、過去の失敗から判断できるようになっています。

新人の段階で比べるべきなのは、何年も経験がある先輩ではありません。

昨日の自分より、エラーの読み方が少し分かるようになったか。
先週より、質問の内容を整理できるようになったか。
前回のレビュー指摘を、次の実装で避けられたか。

成長の単位を小さく見ると、焦りすぎずに済みます。

分からない言葉が多い

現場では、研修や教材では出てこなかった言葉がどんどん出てきます。
たとえば、次のような言葉です。

  • デプロイ
  • マイグレーション
  • リグレッション
  • 切り戻し
  • ステージング
  • プルリク
  • コンフリクト
  • バッチ
  • API連携
  • 権限周り
  • 冪等性
  • 暫定対応
  • 影響範囲

会話の中で知らない言葉が出てくると、その場で止まってしまいます。

ただ、すべてをその場で聞く必要はありません。

会議中や作業中に分からない言葉が出たら、まずメモしておきましょう。
後で調べても分からないものだけ質問すれば、聞く側も答える側も整理しやすくなります。

質問するときは、「この言葉の意味が分かりません」だけでなく、

ここまでは調べたのですが、この現場ではどういう意味で使っていますか

と聞くと、実務に近い答えが返ってきます。

作業時間の見積もりが外れる

新人の頃は、作業時間の見積もりがよく外れます。

「1時間で終わると思った修正が半日かかる」
「すぐ終わると思った環境構築で1日溶ける」
「画面を少し直すだけだと思ったら、裏側の処理まで影響していた」

こうしたことは珍しくありません。
作業時間が外れる原因は、手が遅いからだけではありません。

  • 既存コードの理解に時間がかかる
  • 仕様の確認が必要になる
  • 影響範囲を見落としている
  • テストデータの準備に時間がかかる
  • エラー対応が発生する
  • レビュー後の修正が入る
  • 環境差分で詰まる

新人のうちは、見積もりを正確に出すことより、早めにズレを共有する方が大事です。

「まだ終わっていません」とだけ言うより、

実装はできましたが、テストデータ作成で詰まっています。あと2時間ほどかかりそうです

と伝える方が、周りもフォローしやすくなります。

環境構築のあるある

新人エンジニアが最初に心を折られやすいのが環境構築です。
コードを書く前に、そもそも開発環境が動かない。これだけでかなり疲れます。

手順通りなのに動かない

環境構築では、「手順書通りにやったのに動かない」がよく起きます。

手順書に書かれている通りにコマンドを打った。
必要なツールも入れた。
設定ファイルもコピーした。
それなのに自分のPCだけエラーになる。

このとき、新人は「自分が何か根本的に間違えているのでは」と感じます。

実際には、手順書が古いこともあります。OSやバージョンが違うこともあります。
前提となる設定が省略されていることもあります。

環境構築で詰まったときは、次の情報を整理しましょう。

  • どの手順で止まったか
  • どのコマンドを実行したか
  • どんなエラーが出たか
  • 自分のOSやツールのバージョン
  • 試したこと
  • 手順書と違った点
  • いつから動かなくなったか

「動きません」だけでは、先輩も原因を探しにくくなります。
止まった場所と状況を具体的に伝えれば、解決までの時間は短くなります。

エラー文で止まる

エラー文が出ると、最初は怖く感じます。

英語で長い文章が出る。
赤文字が大量に並ぶ。
知らないファイル名が出る。
どこを見ればいいのか分からない。

ただ、エラー文は敵ではありません。

多くの場合、エラー文には原因のヒントが含まれています。
まず見るべきなのは、次の部分です。

  • エラーの種類
  • ファイル名
  • 行番号
  • 直前に実行したコマンド
  • 何が見つからないのか
  • 権限がないのか
  • 接続できないのか
  • 設定値が不足しているのか

すべてを理解しようとしなくても構いません。

最初は、エラー文をコピーして検索する。公式ドキュメントを見る。
似た事例を探す。そこから少しずつ読み方を覚えていきます。

エラーを見てすぐ固まるより、「どこにヒントがあるか」を探す習慣をつけましょう。

ローカルだけ動かない

チームでは動いているのに、自分のローカル環境だけ動かないこともあります。

これも新人あるあるです。
よくある原因は、次のようなものです。

  • 環境変数が違う
  • DBの初期データがない
  • マイグレーションが漏れている
  • キャッシュが残っている
  • パッケージのバージョンが違う
  • ポートが競合している
  • 権限設定が違う
  • ブランチが古い
  • 設定ファイルが更新されていない

ローカルだけ動かないときは、「コードが間違っている」と決めつける前に、環境差分を確認しましょう。
特に、ブランチ、設定ファイル、DB、キャッシュ、依存パッケージは確認対象になりやすいです。

環境構築で詰まること自体は問題ではなく、詰まった状況を整理して共有できるかが大事です。

コードを書く時のあるある

新人エンジニアは、コードを書き始めてからも多くの壁にぶつかります。
教材では分かったつもりでも、現場のコードは複雑です。

サンプルを写して詰まる

サンプルコードを参考にして実装したのに、なぜか動かない。

これもよくあります。
理由は、サンプルと現場のコードでは前提が違うからです。

  • フレームワークのバージョンが違う
  • データ構造が違う
  • 変数名が違う
  • 認証や権限処理がある
  • 既存の共通処理がある
  • エラー処理の書き方が違う
  • コーディングルールが違う

サンプルを写すこと自体は悪くありません。
ただし、写した後に「なぜこの処理が必要なのか」を確認する必要があります。

サンプルを使うときは、次の点を見ましょう。

  • 入力はどこから来ているか
  • 出力はどこに渡しているか
  • どの条件で分岐しているか
  • どのデータを更新しているか
  • 既存コードの書き方と合っているか
  • 不要な処理を持ち込んでいないか

サンプルは答えではなく、考える材料です。

変数名で迷う

変数名や関数名で手が止まるのも新人あるあるです。

「この名前でいいのか」
「長すぎるのでは」
「先輩に直されそう」
「英語が合っているか分からない」

変数名は、慣れるまでかなり迷いますが名前はコードの読みやすさに直結します。
新人のうちは、かっこいい名前より、意味が伝わる名前を優先しましょう。

たとえば、何のIDなのか、何のリストなのか、どの状態なのかが分かる名前にします。
悪い例としては、次のような名前です。

  • data
  • item
  • temp
  • list
  • flag
  • result
  • value

これらが必ず悪いわけではありません。

ただ、処理が複雑になると意味が分かりにくくなります。

レビューで変数名を指摘されたら、否定されたと受け取る必要はありません。
読みやすいコードにするための調整です。

動いた理由が分からない

新人の頃は、「なぜか動いた」という状態になりがちです。

検索して出てきたコードを試したら動いた。
先輩に言われた通り直したら動いた。
キャッシュを消したら動いた。
再起動したら動いた。

動いた瞬間は安心しますが、そのままにすると次に同じ問題が出たときに困ります。
動いた後に、少しだけ振り返りましょう。

  • 何が原因だったのか
  • どの修正で直ったのか
  • なぜその修正が必要だったのか
  • 同じ問題を防ぐにはどうするか
  • メモに残すべき内容は何か

完璧に理解できなくても構いません。
ただ、

原因は分からないけど直りました

で終わらせる回数を減らすと、少しずつ実力がつきます。

質問・報連相のあるある

新人エンジニアが悩みやすいのが、質問と報連相です。
技術的に分からないだけでなく、「聞いていいのか」「どこまで調べるべきか」「迷惑ではないか」で止まってしまいます。

質問するタイミングに迷う

新人の頃は、質問するタイミングに迷います。

すぐ聞くと、自分で考えていないと思われそう。
長く悩むと、進捗が遅れる。
先輩が忙しそうで声をかけづらい。
チャットで聞くべきか、口頭で聞くべきか分からない。

この悩みは自然です。
ただ、何時間も一人で止まるより、一定時間調べたら相談した方がよい場面が多くあります。

目安としては、次の状態になったら質問してよいです。

  • 30分以上同じエラーで止まっている
  • 何を調べればよいか分からない
  • 仕様の解釈が複数ある
  • 触ってよいファイルか判断できない
  • 本番や共有環境に影響しそう
  • 作業期限に間に合わなさそう
  • 自分の判断で進めると手戻りが大きそう

質問は、甘えではありません。
早く聞くべきことと、自分で調べるべきことを見分ける力も、仕事の一部です。

何を伝えるか分からない

質問しようとしても、何を伝えればよいか分からないことがあります。
この場合は、次の型で整理すると伝えやすくなります。

  • やりたいこと
  • 今起きていること
  • 期待していた結果
  • 実際の結果
  • 出ているエラー
  • 試したこと
  • 分からない点
  • 判断してほしいこと

たとえば、「ログインできません」ではなく、次のように伝えます。

ログイン画面で正しいメールアドレスとパスワードを入力しても、ログイン後の画面に遷移しません。期待していたのはマイページへの遷移ですが、実際にはログイン画面に戻ります。ログには〇〇のエラーが出ています。キャッシュ削除とDBのユーザー確認は試しましたが、原因が分からない状態です。

ここまで整理されていると、先輩は原因を切り分けやすくなります。

進捗を隠したくなる

作業が遅れているときほど、報告しづらくなります。

まだ終わっていないと言いたくない

怒られそう

もう少し頑張れば終わるかもしれない

そう考えて、報告が遅れることがあります。

ただ、進捗の遅れは早く共有した方が傷が浅くなります。
特に開発現場では、一人の遅れが他の作業にも影響します。

報告するときは、言い訳より状況を伝えましょう。

  • 今どこまで終わっているか
  • 何で止まっているか
  • いつまでに終わりそうか
  • 判断してほしいことは何か
  • 優先順位を変える必要があるか

新人の報連相で大事なのは、完璧に終わらせてから報告することではなく、止まっている状態を早めに共有することです。

レビュー対応のあるある

コードレビューで落ち込む新人は多いです。
せっかく書いたコードに大量のコメントがつくと、「自分は向いていないのでは」と感じるかもしれません。

指摘が怖くなる

レビューで指摘が多いと、次のレビューが怖くなります。

また直される

自分だけ指摘が多い

こんなことも分からないのかと思われそう

そう感じるのは自然です。
ただ、レビューの目的は責めることではありません。

  • コードの品質を上げる
  • バグを防ぐ
  • 保守しやすくする
  • チームの書き方をそろえる
  • 新人が現場の考え方を学ぶ

レビューには、こうした役割があります。
指摘が多い時期は、学べる材料が多い時期でもあります。

落ち込みすぎず、同じ指摘を次に減らすことを目標にしましょう。

修正意図が分からない

レビューコメントを見ても、なぜ直す必要があるのか分からないことがあります。
たとえば、次のような指摘です。

  • この処理は共通化してください
  • 命名を見直してください
  • ここでDBアクセスしない方がよいです
  • 早期returnにしてください
  • バリデーションを追加してください
  • 例外時の処理を考慮してください
  • N+1になっています

新人のうちは、指摘の意味が分からなくても当然です。
分からないまま直すと、次に同じ指摘を受けます。

レビューで分からない指摘があったら、「どう直せばよいか」だけでなく、「なぜその方がよいのか」を確認しましょう。
理由が分かると、別の実装でも応用できます。

同じ指摘を繰り返す

同じレビュー指摘を何度も受けることもあります。

これは新人あるあるです。
ただ、同じ指摘が続く場合は、メモの残し方を変えた方がよいです。

指摘を受けたら、次のように記録しておきましょう。

  • 指摘内容
  • なぜ問題だったのか
  • 修正前のコード
  • 修正後のコード
  • 次に気をつける場面
  • 類似するチェック項目

レビューコメントをその場で消化するだけだと、次の実装で忘れます。
自分用のチェックリストにしておくと、プルリクを出す前に確認できます。

レビューは、失敗の記録ではなく、成長の材料として使いましょう。

仕様理解のあるある

新人エンジニアは、コードを書く前の仕様理解でもつまずきます。
むしろ、実務ではコードより仕様理解の方が難しい場面があります。

何を作るか分からない

タスクに「一覧画面を修正」「検索条件を追加」「CSV出力を対応」と書かれていても、具体的に何をすればよいか分からないことがあります。

これは、タスクの書き方が悪い場合もあります。

ただ、現場ではすべてが丁寧に書かれているとは限りません。
確認すべきなのは、次の点です。

  • 誰が使う機能か
  • どの画面を修正するのか
  • どの項目を追加するのか
  • 入力できる値は何か
  • エラー時はどうするのか
  • 既存データへの影響はあるか
  • 管理画面とユーザー画面の両方に影響するか
  • テストすべき条件は何か

仕様が曖昧なまま進めると、実装後に手戻りが発生します。
分からないことを早めに洗い出すのも、エンジニアの仕事です。

例外条件に気づけない

新人の頃は、正常系だけを見て実装しがちです。
しかし、実務では例外条件が多くあります。

たとえば、次のような条件です。

  • 入力が空だったらどうするか
  • 文字数が多すぎたらどうするか
  • 権限がないユーザーはどうなるか
  • データが削除済みならどうするか
  • 通信エラー時はどうするか
  • 同時に更新されたらどうするか
  • すでに登録済みならどうするか
  • CSVの形式が違ったらどうするか

正常に動くコードを書くだけでは不十分です。
実務では、想定外の入力や状態でも壊れないように考える必要があります。

最初からすべての例外を思いつくのは難しいですが、レビューやテストを通じて少しずつ覚えていきましょう。

画面だけ見て判断する

新人の頃は、画面に見えている部分だけで判断しがちです。

ボタンを追加する。
文言を変える。
項目を増やす。
一覧の表示を変える。

一見すると簡単そうに見えます。

しかし、裏側には処理があります。

  • DBの項目追加
  • バリデーション
  • 権限チェック
  • API連携
  • メール送信
  • CSV出力
  • 検索条件
  • 管理画面
  • ログ出力
  • テストケース

画面の小さな変更でも、裏側の処理まで影響することがあります。
実装前に、「この変更はどこまで影響するか」を考える癖をつけましょう。

成長につなげる考え方

新人エンジニアのあるあるは、笑って終わらせるだけではもったいないです。
失敗やつまずきを記録し、次に活かすことで成長につながります。

失敗を記録する

同じ失敗を繰り返さないためには、記録が役立ちます。
大げさなドキュメントでなくても構いません。

自分用のメモに、次の内容を残しましょう。

  • 詰まった内容
  • 原因
  • 調べたこと
  • 解決方法
  • 参考にしたリンク
  • 次に確認すること
  • 先輩に教えてもらったこと
  • レビューで指摘されたこと

特に、環境構築、コマンド、エラー、レビュー指摘はメモに残す価値があります。
新人の頃に作ったメモは、後から入る後輩にも役立ちます。

自分のためだけでなく、チームのナレッジにもなります。

調べ方を身につける

エンジニアにとって、調べ方は大事なスキルです。
分からないことをすべて先輩に聞くのではなく、まず自分で切り分ける力をつけましょう。

調べるときは、次の順番が使いやすいです。

  • エラー文を読む
  • ファイル名と行番号を見る
  • 直前に変更した箇所を見る
  • 公式ドキュメントを見る
  • 似たエラーを検索する
  • 既存コードで同じ処理を探す
  • 試した内容をメモする
  • それでも分からなければ質問する

大事なのは、長時間一人で抱え込むことではありません。
調べる力と、質問する判断の両方を身につけることです。

小さく任せてもらう

新人のうちは、大きな機能を任されないことがあります。

最初は、小さな修正、テスト、ドキュメント、画面の一部修正、バグ調査から始まることも多いです。
それを「雑用」と捉えるか、「現場の作りを知る機会」と捉えるかで変わります。

小さなタスクでも、次のことを意識できます。

  • 既存コードの読み方
  • チームの命名ルール
  • レビューの観点
  • テストの考え方
  • 仕様確認の流れ
  • 影響範囲の見方
  • リリースまでの流れ

小さなタスクを丁寧に進めると、少しずつ任される範囲が広がります。

新人時代の成長は、大きな成果よりも、同じ失敗を減らし、任される範囲を少しずつ広げることで見えてきます。

キャリアを考える時期

新人エンジニアの段階では、まず目の前の仕事を覚えることが優先です。
ただし、ある程度経験を積んだら、自分がどの方向に進みたいのかを考える必要があります。

まず経験を積む

新人のうちは、すぐに転職や独立を考えるより、まず実務経験を積む方が現実的です。
特に、次の経験は後のキャリアで役立ちます。

  • チーム開発
  • コードレビュー
  • 詳細設計
  • テスト
  • 障害対応
  • 運用保守
  • 顧客や社内担当者とのやり取り
  • 仕様確認
  • リリース作業
  • 既存システムの改修

こうした経験があると、転職でもフリーランス案件でも説明できる材料になります。
未経験から入ったばかりの段階では、焦って環境を変えるより、まず何を経験できる職場なのかを見極めましょう。

現場相性を見る

新人の悩みの中には、本人の努力だけでは解決しにくいものもあります。
たとえば、次のような現場です。

  • 質問しにくい雰囲気がある
  • レビューが人格否定に近い
  • 教育担当がいない
  • 仕様が常に曖昧
  • 残業が多すぎる
  • 炎上案件で学ぶ余裕がない
  • 放置されている
  • いつも同じ単純作業しか任されない

新人だからつらいのか、現場環境が合っていないのかは分けて考える必要があります。
自分の努力不足だと決めつけすぎると、無理をしてしまいます。

一方で、少し詰まっただけで「この会社は合わない」と判断するのも早すぎます。
まずは、何に困っているのかを整理しましょう。

  • 技術についていけないのか
  • 質問できないのか
  • 仕事量が多すぎるのか
  • 任される内容が合わないのか
  • 評価基準が分からないのか
  • 将来像が見えないのか

悩みを分けると、相談すべき相手や次の行動が見えやすくなります。

次の選択肢を知る

新人のうちは、フリーランスになることを急ぐ必要はありません。

ただし、将来どのような求人や案件があるのかを知っておくと、今の経験をどう積むべきか考えやすくなります。

たとえば、上流工程やITコンサル案件を目指すなら、コードを書くだけでなく、要件定義、業務理解、顧客折衝、資料作成、プロジェクト推進の経験が必要になります。

リモート案件を狙うなら、自走力、チャットでの報連相、ドキュメント化、成果物で進捗を示す力も見られます。

フリーランス案件を目指すなら、開発経験だけでなく、参画後すぐに動ける実務経験や、面談で自分の担当範囲を説明できる力が必要です。

セルワークITフリーランスでは、上流工程・ITコンサル案件、月80万円以上の案件、リモート可能案件などを扱っています。新人の段階で無理に独立を考える必要はありませんが、一定の実務経験を積んだ後にどのような求人・案件が選択肢に入るのかを知る材料になります。

また、すぐに転職支援を受ける段階ではなくても、非公開求人や案件の傾向だけ見ておくと、今後伸ばすべきスキルを考えやすくなります。

まとめ

  • 新人エンジニアが環境構築、エラー対応、質問、レビュー、仕様理解でつまずくのは珍しいことではありません。
  • 失敗したときは、落ち込むだけでなく、原因、試したこと、解決方法、次に気をつける点を記録すると成長につながります。
  • 新人のうちはまず実務経験を積み、ある程度経験が増えたら、自分に合う働き方や将来の選択肢を確認していくことが大事です。

新人時代のあるあるは、その場ではつらくても、後から振り返ると仕事の土台になっていることが多いです。

焦って周りと比べすぎず、分からないことを一つずつ減らしながら、自分がどの方向に進みたいのかを少しずつ考えていきましょう。

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この記事を書いた人

セルワークITフリーランス編集部のアバター セルワークITフリーランス編集部 セルワークITフリーランス編集部(運営:株式会社セルバ)

セルワークITフリーランス編集部は、ITエンジニア・ITフリーランス・SES人材のキャリア支援を行う「株式会社セルバ」が運営する編集チームです。

株式会社セルバは、Webシステム開発・ポータルサイト構築を中心に20年以上の実績を持ち、IT業界・人材業界の両分野において、事業運営と現場支援の両面から関わってきました。
自社サービスとして、IT人材向けの求人・マッチング・キャリア支援に関する複数のWebサービスを運営しています。

編集部では、そうした事業運営の中で蓄積されてきたITフリーランスからの相談内容、案件参画時の実例、契約・単価・キャリアに関する課題をもとに、実務に即した情報を編集・監修しています。

本メディア「セルワークITフリーランス」では、単なる一般論や表面的なノウハウではなく、現場で実際に起きている課題や意思決定のポイントを重視し、ITフリーランスが自分に合った働き方を選ぶための情報提供を目的としています。
記事はすべて、IT業界・人材業界の実務に携わる運営チームによる確認・編集体制のもとで公開しています。

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