ITエンジニア・ITコンサルの次のキャリアを考える方へ
フリーランスとして案件を探すか、正社員として環境を変えるか。
どちらが合うかは、これまでの経験や希望する働き方によって変わります。
セルワークITフリーランスでは、フリーランス向けの案件紹介に加えて、正社員のITエンジニア・ITコンサル向けの転職相談にも対応しています。
まずは、自分の経験でどのような案件・求人が選択肢に入るのかを確認してみてください。

フリーランスとして案件を探すか、正社員として環境を変えるか。
どちらが合うかは、これまでの経験や希望する働き方によって変わります。
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まずは、自分の経験でどのような案件・求人が選択肢に入るのかを確認してみてください。
最近、フリーランスから正社員に戻りたい人が増えているようです。
— 無能なボンブ@ITエンジニア (@itengr_matome) January 23, 2026
僕は何年も前からそう思ってますが戻れてません。現実は非常に厳しです。

フリーランスエンジニアになれば、少ない労働時間で高収入。
場所も時間も自由で、ストレスから解放される!
SNS広告や動画広告、キャリア系メディアの訴求を見ていると、そんな“理想の働き方”が、まるで誰にでも再現できる標準ルートのように語られています。
もちろん、フリーランスという選択肢自体が悪いわけではありません。
実際に、会社員から独立して働き方が合い、満足度が上がった人もいます。
ただし、その反面で、広告があまり触れない「しんどい現実」も確実に存在します。そこでつまずく人は珍しくありません。
以前弊社セルバでは、フリーランスとして独立して生計を立てている200人にアンケートを実施し、収入の変化について調査しました。
結果は意外なことに、200人中130人が「会社員時代より収入が減った」と回答しています。
「独立=収入アップ」という幻想が、少なくとも多数派にとっては成立していないことが読み取れます。
この記事では、フリーランスエンジニアという働き方について、現実的に整理していきます。


基本的に広告は「一番気持ちいい部分」を切り取ります。
たとえばこんな構図です。
この対比は分かりやすく、刺さります。
そして、現実に「そういう人」もいます。ここまでは否定しません。
問題は、それが“再現性が高い一般解”として語られてしまうことです。
実際は、そこに至るまでの条件がかなり厳しいのですが、広告では省略されがちです。
フリーランスで収入が上がりやすいのは、以下を満たす人です。
逆に言えば、これらが揃っていない状態で独立すると、広告の世界線ではなく、別の現実が待っています。
そして、その“別の現実”こそが、多くの人にとってのリアルです。
先ほどの調査で「収入が減った」人が多数派になっているのは、まさにそこを反映しています。





スキルが低いから稼げないんでしょ?
こういう単純化は、半分正しくて半分間違いです。
もちろん、スキルが上がれば単価は上がりやすいですが、フリーランスの収入はスキルだけでは決まりません。
むしろ、スキル以外の“構造”でつまずく人が多い。
ここでは、収入が下がる典型パターンを、フリーランスのビジネス構造に分解して説明します。
会社員は、よほどのことがない限り、毎月決まった給与が入ります。
一方フリーランスは、案件が終われば収入が止まります。
さらに、フリーランスの報酬は「締め・支払い」の都合でタイムラグが起きます。
セルバが行った調査でも、入金までのタイムラグや資金繰りの苦労に触れた声が紹介されています。
つまり、月単価が良く見えても
があると、年ベースの実入りは簡単に下がります。
会社員は、社会保険の会社負担があり、手続きも会社がやってくれますが、フリーランスは、その“会社がやってくれていた分”を自分で背負います。
先程の調査でも、会社員時代は会社が負担してくれていた保険料が、個人事業主だと全額負担になることへの驚きが語られています。
ここを甘く見ていると、こうなります。
「年収いくら」ではなく、“可処分所得(自由に使えるお金)”がいくらかで判断する必要があります。
会社員は、会社やクライアントの都合でアサインされるプロジェクトが決まります。
フリーランスは自分の都合でアサインされるプロジェクトが選べますが、ここに落とし穴があります。
なぜかというと、どのプロジェクトにアサインされるかを自分で選べる反面、これらの目に見えないコストを常に払うということだからです。
先程の調査でも、契約更新が簡単に止まる、クライアント都合で突然仕事がなくなる、という声が見受けられます。
この不確実性を前提にしておかないと、精神的にも金銭的にも削られます。


フリーランスは確かに自由です。
ただし、それは「守られた自由」ではなく「自己責任の自由」です。
調査でも、独立して良かったこととして「自分のペースで仕事ができる」を挙げた人が多いです。
人間関係のストレスが減ったという声もあり、合う人には本当に合う働き方です。
この点は、会社員にはない強さです。
フリーランスが背負う責任は、技術的な責任だけではありません。
調査の中でも、病気や感染などで仕事ができないと収入が途絶える厳しさが語られています。
ここで強く言いたいのは、こういうマインドだと、フリーランスは向かないということです。
会社員は制度に守られますが、フリーランスは守られません。
自由は守られない代わりと言っても過言ではありません。
この取引を理解せずに独立すると、「こんなはずじゃなかった」となります。


調査では、「独立して後悔したこと」ランキングの1位が「経済的に不安定」でした。64.5%が収入面をデメリットとして挙げています。
経済的不安定には、次のような種類があります。
会社員も不確実性はありますが、フリーランスはそれが“月単位で直撃する”のです。
この状態が続くと、「自由どころじゃない」モードに入ります。
自由を感じる前に、生活の不安が先に来る。だから“きつい現実”になるわけです。


後悔した理由の2位として「事務作業が面倒」が挙げられ、税金・手続きの大変さが目立つとされています。
フリーランスは、技術者である前に「事業者」です。
これらを「仕事以外の時間」でやる必要があります。ここを軽視すると、あとで地獄を見ます。
そして厄介なのは、これが売上を生む直接的な理由ではないのに、絶対に必要という点です。
「コード書けば稼げるのに、なんで帳簿つけてるんだろう」
この虚無感にやられる人もいます。


フリーランスは、表面上は自由ですが、「ずっと仕事のことを考える」状態になりがちです。
調査でも、「休みにしようと決めた日でも、休んでいたらお金にならないと思うので心が休まらない」という声がありました。
会社員は“体の疲れ”が大きい一方、フリーランスは“精神の疲れ”が増えがちです。
この思考がループして、自由なはずなのに、気持ちが追い込まれていくことも珍しくありません。


ここが面白いところで、調査では「人生をやり直せるとしてもフリーランスを選ぶ人が65%」という結果が出ています。
さらに、収入が減ったグループでも56%がフリーランスを選ぶとされています。
という、単純に「フリーランスはやめとけ」で終わらない現実があります。
ここから分かるのは、フリーランスの価値はお金以外の部分が大きいということです。
こういうところに価値を感じる人にとっては、収入が減ってもフリーランスを選ぶ理由になります。
だからこそ大事なのは、「稼げるかどうか」だけではなく、「何のために独立するのか」「何を優先し、何を捨てられるのか」を整理したうえで決めることです。


フリーランスの自由は、勝手に手に入るものではありません。
正確に言うと、「自由を設計できる可能性がある」です。
同じフリーランスでも、現実は二極化しがちです。
調査でも「案件を断れず、余裕や休みが減った」という趣旨の声があります。
フリーランスはあくまで“自由になれる可能性”があるだけで、自由になる保証はされていません。
自由になれる可能性を現実にするには、次が必要です。
ここを避けて通ると、「自由になるために独立したのに、自由がない」という逆転現象が起きます。


フリーランスは、行き詰まることがあります。むしろ、行き詰まらない方がレアです。
行き詰まりの典型は、次の4つです。
このとき大事なのは、選択肢を増やすことです。
1社だけのエージェントに依存すると、こうなります。
現実には、エージェントによって下記に大きく違いがあります。
案件の獲得に行き詰まったら最初にやるべきは「登録先を増やす」です。
“案件がない”のではなく、“その窓口にない”だけの可能性が高いからです。
エージェント掛け持ちは逃げではなく、リスク管理です。
とはいえ、エージェントの複数登録だけで解決しないケースもあります。
特に、次のタイプは行き詰まりやすいです。
この場合、「待っているだけ」では難しいので、自分の価値を相手が判断できる形にする必要があります。
重要なのは、完璧さではなく「継続」と「可視化」です。
更新が止まった瞬間、外部からは「成長が止まった人」に見えやすいからです。
営業というと構えてしまう人が多いですが、最初は軽いもので十分です。
フリーランスは、待っているだけだと詰みやすいです。
“案件が来るのを待つ”から、“自分から案件を見つけにいく”へ切り替えるだけで、状況が動くことがあります。


実際に、こういう「収入が安定しなくてもなんとかなる」ケースはあります。
ただし、ここで一つだけ冷静に考えてほしい点があります。
フリーランスが実家暮らしをしたり、バイトを掛け持ちすることは悪ではありません。むしろ合理的なセーフティネットです。
でも、その状態が続いているのに、以下が常態化していると、「なんとかなる」はただの先延ばしになります。
“延命策”と“再浮上策”をセットで持つ。これができるかどうかで、未来が分かれます。


フリーランスに向いている・向いていないという話は精神論にされがちですが、本質は性格より構造です。
フリーランスになって詰みやすい人には、構造上の共通点があります。
この状態だと、今ある収入が止まる可能性が高いです。収入の柱は最低でも2本にする。理想は3本です。
収入の柱を複数持つには、現実的な方法としては下記があります。
これらを全部やる必要はありませんが、“収入源の分散”は必要という話です。
単価は気合いで上がらないため、単価交渉には根拠が必要です。
ここが弱いと、いつまでも末端作業者止まりになり、価格競争に巻き込まれます。
未経験や経験が浅い状態で独立すると、低単価の案件以外は獲得しにくいです。
調査でも「未経験者は収入が増えた人が10%」「経験者は37%」という差が示されています。この差は残酷ですが現実です。
ただし、ここで重要なのは「未経験は絶対無理」というわけではありません。
この“設計”をしないと危ないということです。


行き詰まっても戻れる人には、行動の共通点があります。派手な裏技ではありません。
行き詰まると視野が狭くなり、「案件がない」「自分は価値がない」と思い込みやすくなります。
ここでやるべきは、相場を正しく知ることです。
1社・1案件に依存しないことで正しい相場を把握でき、足元を見られにくくなります。
専門性というと、AIやセキュリティのような大きなテーマを想像しがちですが、最初はもっと小さくていいのです。
“刺さる相手に刺さる強み”があると、価格競争から外れます。
フリーランスは、自分が提供できる価値を説明できないと評価されません。
フリーランスの面談は選考というより、事業者としてのプレゼンに近いので、就活の面接と同じように捉えているとズレます。
これらを短く言えるように整えるだけで通過率が上がります。


フリーランスの議論は、なぜか宗教っぽくなりがちです。



会社員に戻るのは負け!



独立は正義!



企業勤めは奴隷!
もちろん全員のフリーランスがそうではなく、全体のごく一部でしかありませんが、SNSでこのような空気ができている界隈も存在します。
しかし、状況によって最適解は変わります。会社員に戻ることも視野に入れて人生を設計した方が強いです。
調査でも、やり直せるなら会社員を選ぶという人は、「安定」「福利厚生」「制度が守ってくれる」などをメリットとして挙げています。
フリーランスは自由度が高いですが、リスクも高い働き方です。
リスクを取れない時期(家族、住宅ローン、体調)なら、会社員に戻るのは合理的です。
会社員に戻ってから、また状況が整ったら再挑戦してもいいのです。
フリーランスを“戻れない道”にしないこと。これが、メンタルを守り、長期戦で勝つコツです。


最後に、独立前・独立後どちらにも効く、現実的なチェックリストです。
全部できなくてもいいですが、できているほど“生き残る確率”が上がります。
実家暮らしやバイト掛け持ちで一時的に「なんとかなる」ことはありますが、延命だけで終わらせず、再浮上の仕組みを同時に作るのがポイントです。
ITエンジニア・ITコンサルのキャリアでは、収入、働き方、担当工程、リモート可否など、何を重視するかによって選ぶべき道が変わります。
セルワークITフリーランスでは、上流工程・ITコンサル案件や月80万円以上の案件、リモート可能案件などを扱っています。
一方で、フリーランスだけを前提にせず、正社員転職という選択肢も含めて相談できます。
今の経験を活かして案件を探すべきか、転職で環境を変えるべきか、もう少し経験を積むべきか。
まずは、サービスページで対応領域や案件の特徴を確認してみてください。
セルワークITフリーランス編集部は、ITエンジニア・ITフリーランス・SES人材のキャリア支援を行う「株式会社セルバ」が運営する編集チームです。
株式会社セルバは、Webシステム開発・ポータルサイト構築を中心に20年以上の実績を持ち、IT業界・人材業界の両分野において、事業運営と現場支援の両面から関わってきました。
自社サービスとして、IT人材向けの求人・マッチング・キャリア支援に関する複数のWebサービスを運営しています。
編集部では、そうした事業運営の中で蓄積されてきたITフリーランスからの相談内容、案件参画時の実例、契約・単価・キャリアに関する課題をもとに、実務に即した情報を編集・監修しています。
本メディア「セルワークITフリーランス」では、単なる一般論や表面的なノウハウではなく、現場で実際に起きている課題や意思決定のポイントを重視し、ITフリーランスが自分に合った働き方を選ぶための情報提供を目的としています。
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